みどりのそよかぜ 佐藤 勝久 取締役社長・事務長 KATSUHISA SATO
日本体育大学卒業。2003年に「みどりのそよかぜ」取締役社長・事務長に就任。介護支援専門員、介護福祉士、認知症ケア専門士。30年以上続けているヴァイオリン、ヴィオラは市民オケに参加するほどの腕前。(東急田園都市線 あざみ野駅よりバスで約5分、江田駅、市ヶ尾駅より約14分)
日本体育大学卒業。2003年に「みどりのそよかぜ」取締役社長・事務長に就任。介護支援専門員、介護福祉士、認知症ケア専門士。30年以上続けているヴァイオリン、ヴィオラは市民オケに参加するほどの腕前。(東急田園都市線 あざみ野駅よりバスで約5分、江田駅、市ヶ尾駅より約14分)
両親が建築や設計のコンサルティングを行っていた関係で、「みどりのそよかぜ」の運営に携わることになりました。それまで介護とは全く関係のない仕事に携わっていたので、介護も運営のこともゼロからのスタートでしたが、どんな仕事も根本は一緒。自分を磨いたり、成長したりする側面もありますが、基本は、やはり人に喜んで頂き、感動や感激、幸せになっていただくこと。これまでさまざまな職種に関わってきましたが、この介護サービスが一番長く、自分にはすごく合っているなと思っています。
「みどりのそよかぜ」は、認知症対応型共同生活介護(グループホーム)です。地域密着型サービスに位置付けられる高齢者グループホームで、少人数の高齢者が家庭的な環境の中でケアスタッフのサポートを受け、現存する能力を維持しながら共同生活を営むための住居を提供しています。立ち上げ当初から、当施設の管理者は看護師ですので、病気やケガをした際などの医療機関との連携や日々の健康管理など、利用者様はもちろん、ご家族様、介護職員にとっても心強い存在になっていると思います。
利用者の方にはやはり、最後まで喜びや悲しみ、感激や感動といったものを感じてもらいたいと思っています。そういったものをまだ感じられる能力があるなら、できるだけいろいろなことを体験していただきたい。そう考えていますので、日々の散歩はもちろん、様々な季節のレクリエーションや、外出サービスとして、富士山や箱根などに出かける催しも用意しています。そのあと、すぐに忘れてしまう方もいらっしゃいますが、その場で和やかに喜んでもらえるのであれば、それは認知症のケアとして効果的なのかなとも思いますし、感情の記憶というのは大切にしていきたいです。もちろん、利用者様一人ひとりにあわせたケアプランがもとになりますので、ご家族にきちんと説明し、納得していただいた上で行うようにしています。喜びの反面、外出には危険も伴いますから。また、施設であれば常に、人の目がありますので、その部分では安心感は持っていただけるはずです。
私は学生時代、日本体育大学でラグビーをやっていたんです。社会人になっても少し続けていたんですが、年齢を重ね別の趣味としてヴァイオリンを始めました。スポーツであれ、音楽であれ、練習時間に応じて上手くなってくるという基本的なところは同じ。そういった経験もあって、細く長く辞めずに30年ほど続けています。今では市民オケにも参加させて頂いています。当施設は音楽療法にも力を入れていますが、私も演奏を披露することもあるんですよ。利用者様と共に楽しい時間をたくさん共有させていただいています。
認知症を抱えての介護は、普通の介護とは違う大変な部分が多いので、とにかく空きが出た施設に、という方も多いかと思いますが、なるべくなら賑やかで生活感の感じられるところ、自分で言うのもなんですが、当施設はすごくいいホームだと思います。
私も含めて職員全員、入居者様の最後の5年、10年という人生最後のステージを支えさせていただいているという気持ちで利用者様と向き合っています。ご家族様にも、最後がこのホームでよかったと思っていただけるように、感謝の気持ちを忘れないように。また、新しいことへの情報収集、学びを続けていくことも心がけています。謙虚であり、感謝の気持ちをもち続けることも、いつも心に留め置いて運営を続けていきたいと考えています。
※上記記事は2022年2月に取材したものです。
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