嶮山開発 根岸 立幸 代表取締役社長 TATSUYUKI NEGISHI
神奈川県横浜市青葉区出身。大学時代に始めた武道、躰道に夢中になり大学卒業後はアメリカで躰道の指導に携わる。帰国後、家業である嶮山開発に入社。父のあとを継ぎ、代表取締役社長に就任。(東急田園都市線 あざみ野駅より徒歩約3分)
神奈川県横浜市青葉区出身。大学時代に始めた武道、躰道に夢中になり大学卒業後はアメリカで躰道の指導に携わる。帰国後、家業である嶮山開発に入社。父のあとを継ぎ、代表取締役社長に就任。(東急田園都市線 あざみ野駅より徒歩約3分)
嶮山開発は自分の祖父が作った昭和41年創業の不動産会社。自分は4代目になります。最初は、土木系なら父親や祖父の役に立てるかなと思い、海洋土木という学科のある大学に進学。ですが、そこで躰道という武道に出会ってしまったんですね。ちょうど大学時代に日本で世界大会が開催され、もちろん自分は出場できるレベルではなかったのですが、通っていた道場にアメリカの選手がホームステイしていたんです。そこで「この道場の人たちはみんな家族だから、いつでもアメリカにおいで」と言われたことを真に受けてしまって(笑)。それが大学3年生のとき。卒業後にアメリカに渡り、現地で躰道の指導に5年間携わりました。そのまま教え続けるという道もあったんですが、父親と「5年経ったら日本に帰る」という約束をしていたのもあって帰国。当時、日本からアメリカに行く際にお世話になった道場の先生に「いつでもアメリカに戻ることはできる。とにかく一度約束を果たすべきだ」と言われたことも強く覚えています。いつかアメリカに戻れればと思いながらも27歳で入社して、もう30年近くが経ってしまいました。
当社は、不動産会社としてあざみ野エリアを中心に賃貸や売買、管理までオールマイティーに対応させていただいています。この土地で50年以上、不動産業に携わっていることが一番の強みではないでしょうか。田園都市線が開通した当初の区画整理に関わり、街全体を皆さんと一緒に作り上げてきた歴史がありますので、その当時から変わらずにここにうちの会社があり、営業を続けているということが皆さんに安心感を持ってもらえているのではないかと思っています。不動産というのは長くお付き合いしていくもの。やはり信頼が一番大事だと感じています。
私自身、このエリアで生まれ育っていますので、街の変化を感じることが多くあります。それこそ最初は山ばかりで何もなかったところに区画整理事業で街ができて、人の流入があって。当時街作りを始めた人たちというのはもう80~90代。ここ10年くらいは古いものを壊してまた新たなものが作られているなとも感じています。代替わりというか、この街自体が過渡期に入ってきているのかなとも思いますし、不動産会社としてはそうやって街が変わっていくお手伝いができるという楽しみもありますね。そのためにも、地域で何が必要なのか、という部分には敏感でいたいなと常にアンテナを張っています。
今後も地域の頼れる会社で在りたいと考えています。やはり高齢化、というものもこの街が抱えている問題ですので、地域で課題を考えて理解、協力していく、やさしい街あざみ野実行委員会が取り組んでいる「認知症の人にやさしい街プロジェクト」や「まちの相談所」としての活動にも関わっています。やっぱり今住んでいる場所を出ていかなくちゃいけない、という高齢の方のご相談をいただくこともあるんですね。その方たちに満足いく場所がご提供できるかどうか、という問題はありますが、まずは話を聞いて、どういう提案ができるか。役所はもちろん、地域ケアプラザの生活支援コーディネーターさんと連携するなど、そのネットワークを使って相談できる場所をご紹介することもできますので、何か困ったことがあったらお話しにきていただきたいなとも思っています。
やっぱり街というものは、変化していくもの。人が入れ替わったり、路線が延びていったり。いろいろな要因があると思いますが、その変化にあわせて必要に応じた快適な住まい探しのお手伝いを今後も続けていければと考えています。不動産屋さんとしてはもちろん、まちの相談所としての側面もありますので、住まいのこと、生活のことで困ったことがあったら何でもお話を聞かせていただけたら嬉しいです。完全な解決に至らないこともあるかもしれませんが、少しでもお力になれるご提案ができると思いますので、気軽にご来店ください。
※上記記事は2022年3月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。
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