廣谷 善行 代表(スポーツ障害専門・スポーツコンディショニングラボ レエール)のインタビュー

スポーツ障害専門・スポーツコンディショニングラボ レエール 廣谷 善行 代表

スポーツ障害専門・スポーツコンディショニングラボ レエール 廣谷 善行 代表 HIROTANI YOSHIYUKI

体育大学を卒業後、サラリーマン生活を経て治療家の道へ。整体やカイロプラクティックなど幅広く技術を磨き、トップアスリートを多数サポート。2003年、青葉区美しが丘にて開業。(東急田園都市線「たまプラーザ駅」より徒歩6分)

けがに苦しむアスリートのためトレーナーを志す

私は小学校低学年のころから教師になりたいと思っていて、高校生になるまでずっと文系でした。将来は国語か社会の先生になりたい…と、そんな考えを変えたのはハンドボール部の顧問の先生でした。「運動が好きなんだから体育教師になれ」という先生の言葉に母が「よろしくお願いします」と応じ、将来の進路が決まったという感じでしょうか(笑)。

高校卒業後は体育大学に進んだものの、結果として教師になることは叶いませんでした。会社勤めを始めたもののこれと言ってやりたいことが見つからず、それでも会社から高い評価が得られるような成績をおさめていました。とはいえ、私としては先輩を追い抜くことに何ともいえず違和感があり…。そんな時に社内に新しい部署が立ち上がり、私は会社が迎えたプロテニスプレーヤーのマネージャーになりました。それからは、アスリートに帯同して宿泊先のホテルと試合会場を往復する日々が続き、バブルの崩壊とともにその生活も終わりを迎えました。そして、この数年間の体験がきっかけとなり、けがに苦しむアスリートたちを助けるトレーナーになろうと決めたのです。

スポーツ障害専門・スポーツコンディショニング『レエール』が目指すもの

トレーナーを目指して改めて学校に通い、整体の知識や技術を身につけた後は、師匠といえる方のもとで経験を積みました。その後、町田にあるスポーツクラブでトップアスリートを担当するようになったのですが、7年ほどすると会社員のころと同じような「違和感」を抱きはじめたのです。そのため思い切って環境を変えて、大学生アスリートのサポートをはじめたのですが、ここで高校時代の古傷に悩む子があまりに多いことに気が付いたんですね。それならば、と高校生アスリートの体をみるようになり、さらに中学生、小学生と対象年齢が低年齢化していきました。今でこそ当たり前になった、「パーソナルトレーニング」。その言葉すらないころからトレーナーとして活動し、今に至るという感じです。

私自身、高校時代に肩を壊して夢を絶たれましたが、アスリートがけがをするとほとんどの場合、翌日から練習を休まなければなりません。たった一回のけがで、人生が狂ってしまうケースもあります。ある程度競技を続けてきた方ならまだしも、小学生や中学生が夢を絶たれてしまうのはあまりにも忍びありません。私は、そんな子どもたちに手を差し伸べたい思いで『スポーツコンディショニングラボ レエール』を開設しました。私たちトレーナーができることは、それぞれ異なりますが医療とは別の角度からサポートできることも、実はたくさんあるのです。もしも今、痛みに苦しんでいたり、練習を休んでも消えない痛みに悩んだりしているのなら、ぜひご相談いただきたいと思います。

整体とトレーニングを融合し、適切なサポートを

『スポーツコンディショニングラボ レエール』では整体(施術)とトレーニングを融合し、一人ひとりに適したサポートを行っています。年齢層としては、小学生から高校生のいわゆるジュニアアスリートに加え、運動不足になりがちな40代、50代のお父さん世代が中心になるでしょうか。まずはしっかりと体を整えた後、正しく体を動かせるように指導させていただくというのが基本的な考え方です。

ジュニアアスリートの場合は、私が施術をするのはもちろんですが、実はいつもそばで見守っているお母さんの役割がとても大きいんです。体の仕組みやケアの仕方が分かれば日々のメンテナンスに役立ちますし、適切な声かけを意識するだけで子どもたちの成長を後押しすることでしょう。お母さんたちに向けたオンライン講座では、子どもたちの成長に役立つさまざまな情報を発信しておりますので、ぜひご参加いただければと思います。子どもたちの無限の可能性が大きく花開くよう、私たちも精一杯サポートさせていただきます。

幅広い知識や経験をいかし、子どもたちの健やかな成長を見守る

私が治療家の道を歩みはじめたころ、父が「余命3ヶ月」との宣告を受けました。がんの転移などにより、ドクターはもう治せないとおっしゃる。それならば、「私が何とかしなければ」とサプリメントをはじめあらゆることを学び、実践し、おかげさまで父はがんを克服することができました。一方の私は、整体やカイロプラクティックに加えて幅広い知識を身につけることができ、現在の活動にも非常に役立っていると感じます。今の私があるのは父が身をもって導いてくれたおかげだと、感謝の気持ちしかありません。

父が亡くなった後も私はさまざまな分野の勉強を続け、現在は人間の「脳」について学びを深めています。こうして得た知識はオンライン講座を通してお伝えするほか、学校のPTAの集まりなどでお話する機会も少なくありません。ジュニアアスリートに限らず、子どもたちにとってお母さんが果たす役割はとても大きく、たった一言でやる気を出す子もいれば、その逆のケースもあります。ただ一つ言えるのは、お母さんが変われば、確実に子どもは変わること。お母さんが幸せならば、子どもたちも、家族もみんな幸せな気持ちになるでしょう。コロナ禍を経験して、これからの時代は大きく変わっていくはずです。塾や学校の成績に一喜一憂することなく、子どもたちの可能性を信じて、しっかりとサポートしてあげてほしいと思います。

地域の皆様へメッセージ

医療機関を受診するときは、きっとみなさんとても緊張なさいますよね。医療機関によくみられる白い壁にひんやりとした空気…、私はそうしたイメージとは一線を画し、この場所をあたたかみのある空間にしたいと考えました。落ち着いた雰囲気の施設内には、施術などを行うスペースに加えて、ゆっくりお話を伺えるカウンセリングスペースもご用意しています。痛みをはじめとした症状に加えて、不安なお気持ちや競技生活におけるお悩みなどもお気軽にご相談ください。ここ青葉区を皮切りに、全国各地の子どもたちを元気に。子どもたちが内に秘めた能力に気付き、伸ばしてあげることで日本を元気にし、さらに世界全体がよくなることを期待したいと思います。

スポーツ障害専門・スポーツコンディショニングラボ レエール 廣谷 善行 代表

スポーツ障害専門・スポーツコンディショニングラボ レエール廣谷 善行 代表 HIROTANI YOSHIYUKI

スポーツ障害専門・スポーツコンディショニングラボ レエール 廣谷 善行 代表 HIROTANI YOSHIYUKI

  • 出身地: 大阪府
  • 趣味・特技: サッカー
  • 好きな本: ビジネス書
  • 好きなアーティスト: サザンオールスターズ
  • 好きな映画: 「ボヘミアン・ラプソディ」
  • 好きな言葉: 「先は長いなんとかなるさ」
  • 好きな場所: みなとみらい

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