この道を志したきっかけや現在に至るまでの経緯をお聞かせください。
私自身、持病のヘルニアを抱えていたこともあって脚が痛い、腰が痛いというのはしょっちゅうで、その度に接骨院にお世話になっていました。接骨院に通うたびに、人を笑顔にできる、こういう仕事をされている方って素晴らしいなあと思ってたんです。大学を卒業後、建設会社に勤めておりました。バブルの崩壊を経験し、どんどんと人々の顔が暗くなっていくのを見るにつけ、このままこの職業に就いてていいのだろうかという疑問が日に日に大きくなっていきました。私は人の喜ぶ顔が好きなのですが、何か他にやりたいこと、やれることがないか思い返したときに、接骨院で働く先生方のことを思い出したのです。
35歳の時に会社を辞め、専門学校へ入学しました。この年齢での転職に悩むことは当然ありましたが、人生を変えるのであれば今がタイムリミットだと思い、この世界に足を踏み入れる決断を致しました。
とにかくがむしゃらに修行に励み、2006年に『ふじがおか接骨院』を開院させていいただくことになりました。
『ふじかおか接骨院』のモットーについてお聞かせください。
肩が痛い、腰が痛い、首が痛い。痛みの原因は誤った身体の使い方にあることが多いのです。隔たった身体の使い方、隔たった姿勢を長く続けることで身体に過分な負担が掛かり、身体がゆがみ、痛みやつらさの原因になります。当院では治療をして痛みがとれれば良しとするのではなく、再び痛みを繰り返さないための姿勢や身体の使い方の指導に力を注いでおります。
コアトレーニングという言葉をご存知でしょうか。コアとは“体幹”を意味します。体幹を意識して使えるようにすることでコンディションの向上を図るのがコアトレーニングになります。
正しい身体の使い方を覚えることで身体に掛かる負担を軽減し、身体のゆがみを改善し体質の改善や故障に強い身体作りにつながることが出来ます。
私はコアトレーニング協会の講師でもありますが、根本的なセルフケアの必要性とその実践方法について患者さんにご理解いただけるよう努めてまいりたいと考えています。
治療に際に心掛けていることをお聞かせください。
技術のみにこだわるのではなく、人と人として患者さんがどういう思いを抱えて来られているのかを理解し、しっかりと受け止めてあげることを大切にしています。最近の傾向として、精神的な要因が痛みを誘発しているケースが多く見受けられます。それを受け止めるには、ただ症状だけに目を向けていてはなかなか治ってくれません。思いをしっかりと受け止める心の通った治療を心掛けています。
私自身、長い間ヘルニアやぎっくり腰の症状に悩んだ経験を持っていますから、そうした患者さんの気持ちが痛いほどわかります。「治してあげる」とおごるではなく、患者さんの気持ちに寄り添い、治療を進めていかなければと考えています。
即効性のある治療についてお聞かせください。
現在はより即効性のある治療について研究を重ねております。交通事故や慢性的な痛みを抱えておられる方には「私はもうこれ以上良くならない」とあきらめてしまわれている方が多くいらっしゃいます。こうした方は気持ちのみならず、身体自体が良くなろうとする反応を拒んでいる例が少なくありません。
全く上がらなかった肩が半分程度でも上がるようになる。1度の施術で改善の兆しが目に見える形になれば、身体自体も良い方向へ進もうと変化します。そうすれば治療効果も格段に、即効性のある治療の精度を高め、患者さんご自身が感動して前向きになれるようにしてまいりたいと考えております。
最後にお客様達へメッセージをお願いします。
当院では日頃の施術やセミナーを通じ、ご自身の身体をコントロールする術を身につけ、痛くならない身体作りを身に付けていただくことを第一の目的としています。同時に同じ症状を繰り返さない身体になっていただけるよう努めてまいります。「どこに行っても治らない。」とお悩みの方は是非一度当院をお訪ねください。皆様のお悩みを解決するべく、力を 尽くしてまいります。自ら健康を取り戻す身体作りを私と一緒に取り組みましょう。
※上記記事は2011.5に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。
ふじがおか整骨院 吉田 誠司 院長 SEIJI YOSHIDA
- 出身地: 東京都
- 趣味・特技: スキー
- 好きな本・愛読書: まずは親を超えなさい(苫米地英人)
- 好きな映画: タイタニック
- 好きな言葉・座右の銘: 愛と夢があれば大丈夫!誠心誠意
- 好きな音楽・アーティスト: ニューミュージック、AOR
- 好きな場所・観光地: ヨーロッパ(フランス、イタリア、スイス、イギリス、全てが良かったですね。)