たまプラーザ駅前整形外科 長田 信人 理事長 NOBUHITO NAGATA
神奈川県横浜市出身。たまプラーザ駅前整形外科等を傘下に持つ医療法人社団祐昇会の理事長。(東急田園都市線 たまプラーザ駅より徒歩約3分)
神奈川県横浜市出身。たまプラーザ駅前整形外科等を傘下に持つ医療法人社団祐昇会の理事長。(東急田園都市線 たまプラーザ駅より徒歩約3分)
幼少期から親に医者になれ、と言われていたこともあったんですけど、高校生のときのライバルが医者の息子で、彼に刺激的なことを言われて負けてたまるかと思ったんですよね。当時、文系だったんですけど衝動的に理系に変えて、医学部にチャレンジしたのが始まりでした。整形外科を選んだのは、厚生労働省が毎年疾患別の患者数を公表するなかで、ちょうど自分の専門を考えていたときの一番多い訴えが腰痛だったんです。1番患者数が多い科は整形外科なんだと思うと同時に、頭とお腹のなか以外はほぼ整形外科の疾患だなと。より多くの患者さんの役に立つ科だろうと、整形外科の道に進もうと決めました。平成15年4月に、長田整形外科院長に就任し、平成16年4月に医療法人社団祐昇会を設立。当院のほか、神奈川県内に5カ所の整形外科クリニックと4カ所の介護施設を通じて地域の皆さま方に医療・介護サービスを提供しています。
当院では整形外科として一般的な疾患はもちろん、骨粗しょう症、スポーツ障害の治療など幅広く手がけています。特徴がない、ところが特徴かもしれません。オールマイティーに整形外科の領域は何でも診る。そのうえで、必要があれば自分たちの培ってきた人脈でスペシャルな医師を紹介する。自分がスペシャリストである必要はないのかなと思っています。理事長を務める医療法人社団祐昇会が運営する整形外科は、どこもそれがポリシーです。
患者さんの症例も幅広いですね。午前中は高齢の方が多いですが、午後は学生さん、夕方になると会社勤めの方と、年齢性別さまざまな方に来院いただいています。
患者さんに向き合うときに大事にしているのは、とにかく話を聞くこと。経験上、治療に一番大事なことは患者さんの口から出てきます。症状を見て「これかな」と思う疾患の候補があった場合、患者さんが説明する症状の表現だったり、時系列だったり。そのなかに決定的なヒントがあることが多いんですよね。やっぱりお話を聞かない限りは正しいことは分からない。整形外科の疾患ではないこともありますから。それをちゃんと見極めることも大事ですね。入口としては敷居を低く、どなたでも相談できるようなクリニックでありたいですし、そのうえでちゃんと話を聞いて、正しい診断で治療を進める。そのためには、患者さんが話しやすいように導いてあげることも大切だと考えています。
整形外科では医者の診断ももちろんですが、実際の治療を行ううえではリハビリのプロ、理学療法士の協力も必要不可欠です。当院では、理学療法士としっかりと連携し、チーム医療にも注力しています。我々がこういう意図があるから、とお願いした治療法があっても、理学療法士が実践するなかで、ちょっと違うかもしれないと正しい診断に導いてもらえることも多々あります。患者さんのベネフィットを考えるならば、正しい情報で治療方針を立てることが一番大切ですから。チーム一丸となって、患者さんに向き合っていることも当院の強みです。
関節の痛みやじん帯・筋のトラブルでお悩みの方には、薬物、リハビリ、手術療法に代わる第4の治療の選択肢として、再生医療をご提案することもあります。再生医療は正確には“再生”ではないのですが、ダメージを受けた組織に対して、身体が本来持ち合わせている回復能力を引き出すための治療法です。当法人では、海外事業も行っているので、再生医療の評判を聞いて海外から来院される方もいらっしゃいますね。新たな治療法ではありますが、自分たちが理論上も経験上も、これはいいと思った。合理的であるという治療法は積極的に採り入れるようにしています。
また、悩んでいる方の多い骨粗しょう症も、気になることがあれば気軽にご相談いただきたいですね。高齢の女性で腰痛がある、という方だと骨粗しょう症の可能性が高いことが多いですから。来院された方でちょっと気になるな、という方にはこちらからお声がけするようにしています。
たまプラーザ周辺には整形外科も多くありますので、そのなかでも選ばれるクリニックになればいいなと思っています。当院ならではのやり方で最適な医療をサービスすることで、患者さんの信頼を得ながら、地域のなくてはならないクリニックになっていけたらいいですね。また、当院は月に一度、手の専門ドクターが診療を行っています。整形外科の分野で手の外科というのは、それだけで独立した分野になっているくらい専門性の高いもの。そこに特化したドクターなので、より安心して診察を受けていただけるのでは、と思っています。そのほか、この症状は整形外科ではないかもしれない、というものもお気軽に相談しにいらしてください。
※上記記事は2023年8月に取材したものです。
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