デンタルオフィス青葉台 島松 博 院長 HIROSHI SHIMAMATSU
九州大学歯学部卒業。横浜市の医療法人に勤務。『プレミアムデンタルケア恵比寿・代官山』勤務を経て、2021年6月に『デンタルオフィス青葉台』を開院。2019年度日本臨床歯科学会東京支部・平林賞を最年少で受賞。ドクターブックアカデミー ケースレポートグランプリ優秀発表賞受賞。2023年国際歯科大会最年少登壇予定。
九州大学歯学部卒業。横浜市の医療法人に勤務。『プレミアムデンタルケア恵比寿・代官山』勤務を経て、2021年6月に『デンタルオフィス青葉台』を開院。2019年度日本臨床歯科学会東京支部・平林賞を最年少で受賞。ドクターブックアカデミー ケースレポートグランプリ優秀発表賞受賞。2023年国際歯科大会最年少登壇予定。
私が進路を決める頃に、元読売巨人の松井選手がヤンキースに入団しようとする時期と重なっていました。メジャーリーグでは、入団の前に歯科を含めたメディカルチェックがあることを知りました。それまでも父が顎の不調などで歯科医院に通院することもありましたが、一般的なイメージのように、歯医者さんの仕事は虫歯を削って詰めるだけの単純なもの、と思い込んでいました。しかしそのニュースを見て”歯科医療の奥深さ”に興味を持ち、歯科の世界に足を踏み入れることになりました。
九州大学を卒業後、先輩からの推薦があり、横浜市内の医療法人に勤務し、その後、恵比寿・代官山に場所を移して研鑽を続けてきました。福岡から出てきて、横浜、代官山と、経歴だけをみると都会志向があるように思われるかもしれませんね(笑)。でも、実際は違い、今でも中身は田舎者のままです。大学時代、首席をとるような優秀な友人がごく身近にいました。彼らに負けないよう、少しでも追いつけるように仕事に集中する環境を求めた結果、今の私があると考えています。
2021年6月、私が歯科医師としてスタートした青葉区で『デンタルオフィス青葉台』を開院いたしました。内装は医療機関として白をベースに、ところどころに木目を配し、患者さんの目に映る景色がやわらかなものになるようデザインされています。また通常、レントゲン室は無音なのですけども、室内にスピーカーを入れ、音楽が流れるようになっています。あらゆる人にとって居心地よく、「出会えてよかった」と思っていただける歯科医院を目指しています。
以前に勤務していた『プレミアムデンタルケア恵比寿・代官山』院長の高井基普先生は日本の歯科界を牽引している1人で、ことに補綴と審美、そして矯正治療の組み合わせに関しては、この国のトップオブトップです。先生の薫陶を受けた私も、皆さんに確かな医療を届けてまいります。
きちんとした治療がされ、よく噛める歯は自然と美しくなっていきます。その治療を完結するためには、時に矯正治療が必要となります。ご存知のように矯正治療は大きく歯を動かしていきます。そこにプラスアルファ、私たちが手を加えることで、治療に“厚み”が出ると考えています。ダイナミックに歯を動かす矯正治療と、歯の形態や噛み合わせを治療する補綴治療を組み合わせることで従来の歯科医療にない治療結果を得ることができます。
この治療は大掛かりなものになりますので、基本的には噛むことがままならず困っている方々が対象となります。ここで重要なのが、治療に隔たりすぎない、ということです。咬合崩壊と言いますが、お口の中が悲惨な状況になってしまった方をこれまでたくさん治療してきました。だからこそ早めに治療を始めた方がいい場合や、予防的処置で対応できる場合を判断することが出来ます。あらゆる要素を勘案し、治療という選択肢だけではなく、予防的観点からアドバイスがおこなえるのが当院の特色でもあります。
予防には発症予防と再発予防の2種類があります。健全な自分の歯を大切にするための発症予防と、すでに悪くなってしまっている歯が再び治療にならないようにする再発予防の2種類です。虫歯は多因子疾患と言われており、歯ブラシをしていれば、フッ素を塗っておけば大丈夫といった単純なものではなく、甘いものをどれだけ摂っているか、治療した歯が何本あるか、といった複数のリスクを1つひとつケアしていくことでやっと予防が成り立ちます。エビデンスが確立されている予防方法を1人ひとりの患者さんに適応させ、オーダーメイドの予防歯科を当院ではおこなっています。
父権主義と言われた医療の形がありました。大まかに言えば、医療者が正しいと思うことを提供していくことを是としたものです。その時代は過去のものとなり、いまでは患者さんの価値観を尊重し、患者さんにとって最善なものを提供することがスタンダードとなっています。
ここで問われるのが、我々の側の倫理観です。エビデンス(科学的根拠)に基づいて治療が出来ているかを問うのも1つ。その上で患者さんの要望とすり合わせ、最適な治療になっているかを常に問うていくことが大切です。では、仮に外科的処置が最善というケースがあったとしましょう。患者さんがそれを望まないのであれば、教科書に載っていない答えを患者さんと相談しながら模索していくことになります。これは、患者さんとのコミュニケーションがなくては到底出来ません。患者さんに治療結果を満足していただき、治療のゴールを共に喜び合える瞬間、それは歯科医師にとって何よりも代え難い喜びです。
自分の家族に対しておこなうような、誠実でエビデンスに基づいた確かな医療を皆さんに届けたいと思っています。それを実現すべく、スタッフ共々これからも研鑽に励んでまいります。大切なあなたのお口からはじまる健康を守るサポーターとして、末長く一緒に歩ませていただけると幸いです。
※上記記事は2021年6月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。
※新規登録またはログインすることにより、青葉区.jpの利用規約、およびプライバシーポリシーに同意したことになります。