関口 満 院長 ＆ 明子 先生（はり・きゅう・マッサージ アスケア治療院)のインタビュー

この職業を志したきっかけ、現在に至る経緯などをお聞かせください。

【関口 満 院長】日本体育大学に在籍していた頃からスポーツクラブでアルバイトをしていたのですが、インストラクターとして仕事をするなかで、体の痛みを抱えながら運動されている会員さんがのことが気にかかったんですよね。そして「痛みのない健康な状態でスポーツに取り組んでいただきたい」という思いから柔道整復師になろうと決めたんです。その後も実践の場で経験を重ねながら鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師などの資格を取得して、体全体をトータルに整えるためのスキルを身につけました。

【関口 明子 先生】
結婚までは「治療」とまったく関係のない仕事をしていましたが、院長から独立開業への思いを聞いていましたので、私にも何かサポートできないかなと思って。もともと手先が器用でしたしネイルも好きだったので、こうした長所をいかして巻き爪のケアができるのではないかと考えたんです。私にも経験がありますが、女性たちはオシャレな靴を履きたいために無理をして巻き爪になったり、サンダルの季節にはかかとの角質が気になるものなんですよね（笑）。ですから爪をはじめ足全体のケアをご提供できるようにとスクールに通い、フットケアサロンなどで経験を重ねました。

『アスケア治療院』についてご紹介ください。

【関口 満 院長】当院は東急田園都市線「青葉台駅」から13分、「田奈駅」から6分ほど歩いた坂の上にあります。たぶんしらとり台で一番高い場所にある治療院だと思いますが（笑）、来院が難しい場合には訪問診療を承りますのでご相談ください。当院の大きな特長は、頭からつま先まで全身の治療をトータルに、ワンストップで受けていただけるという点。整体・マッサージ・鍼灸治療などを担当する私が、フットケア専門の明子先生と連携をはかりながら、それぞれの患者さんにカスタマイズした治療プランをご提供しています。ただ痛みをとるその場しのぎの治療ではなく、患者さんの明日につながるケアを実践して行きたい。そんな思いをこめて、院名を『アスケア治療院』にしたんです（笑）。1人1人の患者さんとじっくりお話をするなどコミュニケーションを大切にしたいと思っていますので、体のお悩みはどうぞお気軽にご相談ください。

院長先生が担当される施術について教えてください。

【関口 満 院長】当院では患者さんの体をトータルに拝見し、全体のバランスを整えることによって症状の改善を目指します。多くの場合、体のバランスが崩れることで「痛み」を感じるようになるもの。ですから痛みのある部分にピンポイントに働きかけるのではなく、痛みの原因を正しく特定して、根本的な治療を行う必要があるんです。たとえば足のケアで来院された患者さんとお話をする中で頭痛や腰痛のお悩みをキャッチすれば私が施術を担当することもありますし、その逆もあります。体の専門家・足の専門家が揃い、さまざまなアプローチで柔軟に対応できることは、患者さんにとって大きなメリットではないでしょうか。

当院では患者さんのニーズを正しく把握できるようにカウンセリングを大切にしているほか、治療前後の写真をご一緒に確認することで治療への理解を深めていただいています。自分がどのように変わったのかを知っていただくのはとても大切なプロセス。たとえば猫背が治ったのなら良い状態の姿勢を覚えていただきたいですし、目で見ることによって脳が「確かに治った」と認識するんですよね。私もずっとスポーツを続けて来ましたし、現在は母校のウエイトリフティング部のケアコンディショントレーナーも務めていますので、体のメンテナンスについても安心してお任せください。

フットケアにはどんなメニューがあるのですか？

【関口 明子 先生】フットケアでは巻き爪・タコ・魚の目のケアのほか、ネイルケア、リフレクソロジーなどを承ります。とくに巻き爪についてはご自分の状態が巻き爪なのかどうか、判断がつかないこともあるかと思います。実際に足の爪をしばらく放っておいて、いざ切ってみたら深爪になってしまい、痛みを感じて来院されるというパターンも多くみられます。痛みを感じなければ様子をみることも出来ますが、足には「体を支える」という大切な役割がありますので、ぜひご自分の足元にも目を向けていただきたいと思います。巻き爪ケアにはいろいろな方法がありますが、当院では女性のオシャレ心にも配慮してドイツ製の形状記憶補正プレートを採用。見た目も分かりづらくネイルもOK、ストッキングの伝線も心配ありません（笑）。ケア前後のカウンセリング、ご自宅でのメンテナンスなどもしっかりサポートいたしますので、足にまつわることは何でもご相談いただきたいと思います。

サイトをご覧になる皆様にメッセージをお願いします。

【関口 満 院長】当院は「患者さんがご自身の体と向き合っていただける場所」でありたいと思い、お1人お1人にゆっくりと時間をかけて施術をさせていただいています。痛い・痛くないといった問題だけでなく、患者さんの体についてご一緒に考えたり、ご自宅で出来る簡単なケアなどもご指導したいと思っています。地域のみなさんとの絆を深めたいという思いから、爪の切り方・お灸・ストレッチなど簡単な教室を開催することもあるんですよ。私たちの知識や技術を賢くご利用いただいて（笑）、みなさんの健康をキープしていただきたいと思います。

【関口 明子 先生】
ご自分の爪を切るとき、指先から白く伸びた部分を丸く切っている方はいらっしゃいませんか？　きっと多くの方が経験されていると思いますが、実はこの方法は巻き爪の原因になる恐れがあるんです。できればハサミタイプの爪切りを使って、丸く整えるのではなくスクエア（四角）に仕上げるのが正解。最後はヤスリを使って、角を落としていただくといいですね。テニスやフットサルなどのスポーツでは、一歩踏み込む瞬間に自分の全体重が小さな爪にかかります。スポーツや新しい靴で痛い思いをしないようにぜひご自分の足の爪の長さ・形をチェックし、分からないことがありましたらお気軽にご相談ください。

※上記記事は2015.4に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。