横山 靖 院長 & 横山 洋子 副院長(よこやま歯科医院)のインタビュー

よこやま歯科医院 横山 靖 院長 & 横山 洋子 副院長

よこやま歯科医院 横山 靖 院長 & 横山 洋子 副院長 YASUSHI YOKOYAMA & YOKO YOKOYAMA

鶴見大学歯学部を卒業後、勤務医として幅広い症例を経験し、スキルを磨く。1987年、「たまプラーザ駅」そばに開業。

お二人がこの道を志したきっかけと、これまでの経緯をお聞かせください。

【横山 靖 院長】父の友人に歯科医師の先生がいらっしゃいました。私は父に連れられ、幼い頃そちらによく遊びに行っていたのです。当時の歯医者さんには、歯科技工室というものが併設されていることが一般的でした。義歯や詰め物をつくる部屋、ということですね。私はその部屋にある色々な器具をさわって遊ぶのが好きだったのです。眺めるだけでも幸せだったと言いましょうか。その時の経験が、歯科への入り口になったように思います。
中学生くらいになりますと、自分の嗜好というものに傾向が出てきます。私は、とにかく細かいものを作るのが好きでした。プラモデルはその最たるもので、既存の製品を組み立てるだけでは飽き足らず、パテを植え塗装を施して、オリジナルを作ることに熱中していたものです(笑)。小さい頃にふれた世界と、自分の興味が結びつき、今の世界が開けたのだと思っています。
鶴見大学を卒業後、勤務医を経て1987年に『よこやま歯科医院』を開院致しました。私は鶴見生まれの鶴見育ちなのですが、私が大学を卒業する前に製造業を営んでいた父が隠居する形となり、こちらのほうに引っ越してきたのです。自らが開業するにあたり、やはり自分の住む街で患者さんを診ていきたいと考え、この場所 (東急田園都市線・たまプラーザ駅から徒歩10分)を選んだという次第です。



【横山 洋子 副院長】
母は、私が3歳の頃に自宅で歯科医院を開業しました。その母から、「これからは女性も手に職をつけなければいけない」とずっと言われて育ってきたのです。母の背中を見て育ったものですから、その意識が最も身近な職業へと結びついたという感じだったのですね。
私も鶴見大学の出身であり、主人とは先輩後輩の間柄ということになります。私が大学を卒業してほどなく結婚をしたものですから、その頃から、2人で歯科医院をやっていこうと決めていた、ということになります。

こちらの診療方針をご説明ください。

【横山 靖 院長】医学的に、そしてこれまでの経験の中から、この症例に対してはこの方針、ということがあります。しかし、その治療方針を患者さんが必ずしも望んでいるとは限りません。たとえば、これ以上保たせることが出来ない歯があるとしましょう。医学的に考えれば、他の歯への影響も考慮し、次の処置を考えざるを得ない。しかし、その状態にあっても出来るだけ歯を抜きたくないというのが誰しもが考えることかと思います。患者さんの気持ちや希望をよくお聞きし、それに合わせて治療方針を立てていく。患者さんが納得する治療を心掛けていかければならないと考えています。

『よこやま歯科医院』の特徴をいくつか教えてください。

【横山 靖 院長】私が1つこだわりとして持っていることが、保険診療でいかにして長く保たせる治療をおこなうかということです。保険診療の素材と、自費診療の高価な素材をそのまま比べてみれば、確かに保ちの良さは後者に軍配が上がります。では、自費の素材を用いればそれがそのまま20年、30年保つかと言えば、必ずしもそうとは言えません。そしてそれは、逆の場合もしかりです。治療の細部へのこだわりによって、その後の手当てによって、保険診療の素材であっても充分に長く保たせることは可能なわけです。
開業当初に入れた歯を、そのままちゃんと使い続けてる方もいらっしゃいます。私としては今後も、いかにして長く保たせるかということにこだわって治療を続けていきたいと思っているところです。


【横山 洋子 副院長】
当院では、お子さんの床矯正をおこなっています。小学校1年生あたりから徐々にあごを広げてあげることで、仮に将来矯正が必要になった場合においても、歯を抜くことなく処置が可能になるのです。
一昔前まで、矯正では歯を抜くのが当たり前と考えられていました。私たちもそう習ってきたのですが、必要な処置をおこなうことにより、すべてがその限りではないということが段々とわかってきました。歯科医師として、私たちも健康な歯を抜いてしまうのは気が引けてしまうところであり、それはまた、親御さんにとっても同様かと思います。お子さんの歯並びが気になっている方は、是非ご相談いただければと思います。
尚、当院ではインプラント治療も行っておりますのでお気軽にお問合せ下さい。

治療に関して、心掛けていることを教えてください。

【横山 洋子 副院長】手が空いております時は、患者さんと世間話をすることもあります。多くの方が緊張なさっていますので、コミュニケーションを積極的にはかり、少しでもその緊張を解いてさしあげれればと思っているのです。

小さなお子さんが初めて歯医者さんに見えた場合は、まずお母さんと一緒に診察室に入っていただくようにしています。このケースでは、お母さんに抱っこをしてもらい、そのまま一緒にユニットに寝ていただくことも多くありますね。その後は実際に色んな器具を見てもらい、あるいは、直に触ってもらい、「恐くないんだよ」ということを納得してもらってから治療に入っていきます。
とにかく無理に治療をしないこと。そして、段々と慣れていってもらえれば、いずれはお母さんと離れてちゃんと治療がおこなえるようになっていくのです。

最後に地域の皆様へメッセージをお願いします。

【横山 洋子 副院長】半年、ないしは1年後にお声掛けをさせていただき、定期検診に来ていただけるようにお願いをしています。虫歯や歯肉の状態、ブラッシングのチェッック、歯石の除去等を定期的におこなうことで歯が長持ちすることが実証されています。なるべく長くご自分の歯で噛むことが出来ますよう、上手に歯医者さんを利用していただきたいですね。

【横山 靖 院長】
開業から数えて、もうじき30年が経とうとしています。中には、開業当初からずっとお顔を見せていただいてる方もいらっしゃるわけであり、そういう意味では、患者さんと共に私たちも年をとってきたのかなと思う今日この頃です(笑)。ずっと通ってきてくださっている皆様の信頼に応えていけるよう、地域に根差したドクターとして精一杯の診療を提供出来ればと思っています。

※上記記事は2015.5に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。

よこやま歯科医院 横山 靖 院長 & 横山 洋子 副院長

よこやま歯科医院横山 靖 院長 & 横山 洋子 副院長 YASUSHI YOKOYAMA & YOKO YOKOYAMA

よこやま歯科医院 横山 靖 院長 & 横山 洋子 副院長 YASUSHI YOKOYAMA & YOKO YOKOYAMA

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