州デンタルオフィス 白土 州 院長 SHU SHIRATUCHI
大学卒業後、口腔外科を中心に研鑽を積む。インプラント治療をはじめ、高いスキルを身につけ、「たまプラーザ駅」そばに開業。
大学卒業後、口腔外科を中心に研鑽を積む。インプラント治療をはじめ、高いスキルを身につけ、「たまプラーザ駅」そばに開業。
父と一番上の兄が歯科医師でしたので、自然と背中を見ながら育ちました。実家の白土歯科医院は設立75周年の歯科医院で、後を継いだ兄が3代目です。歯科医院は実家に併設されており、家に帰ると遊びに行くこともありました。歯科技工士さんも家の中で仕事をしていて、その様子は興味深いものでした。
文系科目が好きで、受験の際は経済・経営系の学部に進む選択肢も考えました。人の話を聞いて相談に乗ることが好きで、ぼんやりとコンサルティングの道についても検討していたのです。しかし最終的には歯科医師になることを決意し、福岡歯科大学へ進みました。後から考えますと、世話好きな気質も開業医に向いていたのかもしれません。中学生の頃英語辞書の裏に「将来は歯医者になる」と書いていましたので、やはりなるべくして歯科医師になったのだと思います。
大学卒業後は、九州歯科大学病院の口腔インプラント科に在籍しました。そこにはインプラントで有名な教授がいらして、学部生の頃から先生の下で最先端医療を学ぼうと決めていました。歯科医師免許を取得して歯科医師となった最初の1年は、異なる3つの場所で研修医として働く目まぐるしい時期でした。まず医局で教授の横につきオペのアシスタントを4か月、次に埼玉和光市CTインプラントセンターで4か月、最後に広島の中国電力病院歯科で4か月、みっちりインプラントの「いろは」を学ばせていただきましたが、その1年はわたしの意識も大きく変わった時期でした。和光市CTインプラントセンターの先生は特に厳格でしたが、わたしに高度な治療技術とともに歯科医師の心得を叩きこんでくださいました。
その後は都内大手法人、ピンチヒッターでの分院長を経て東京ミッドタウンデンタルクリニックに勤務してさらに技術を磨き、2015年7月にたまプラーザで開業することになりました。大学卒業後は幸い、さまざまな形態のクリニックで患者さんのお世話をさせていただきましたので、どのようなケースにもご対応できる自信がありました。そこで地域医療に貢献しつつ、高度な医療サービスも提供できる歯科医院を開業しようと考え、高い健康意識を持つ方が多くお住いの田園都市線沿線を開業地に選びました。
上京してまる6年ですが、その間複数のクリニックを掛け持ちし土日返上で仕事をしてきました。おかげで20軒前後の歯科医院で、治療内容から経営形態まで実に多くのケースを知ることができました。通常は修行期間に2-3軒を回って開業するのですが、わたしには数多くのケーススタディが蓄積されており、かなりはっきりとした輪郭を描くことができました。
まずは名称を「デンタルオフィス」にし、じっくりとカウンセリングしながら患者さんに数多くの選択肢を提供できる診療所にしたいと考えました。海外では、専門的で高度な治療を提供する歯科医院は「デンタルオフィス」と名乗っています。当院は保険治療が基本ですが、自費治療を含む高度な治療サービスも選択肢に加え、すべての患者さんのニーズにお応えしていきたいと思います。
次に「痛い」「怖い」というイメージを払しょくし、サロンやカフェのように落ち着いた雰囲気で治療を受けられるようにしたいと思いました。そこで、「照明を白くし過ぎない」「高級に偏らない」「緊張させない」…といったアイデアを並べて然るべき施工業者さんにお願いしたところ、「木目を基調としたカフェっぽい雰囲気に」というコンセプトで内装が決まりました。そして待合室に置いてある白樺の木ですが、院内のモチーフになっています。実は白樺の木はキシリトールの原材料にもなっており、予防にも力を入れている州デンタルオフィスと共に予防が広がるといいなという思いから取り入れました。
看板には一般歯科、小児歯科と表記していますが、インプラント、口腔外科、審美歯科(ホワイトニング含む)も取り扱っています。ただし矯正につきましては、お隣りの矯正歯科の先生にお願いし、お互いに連携して患者さんのお世話をさせていただきます。お隣りですから、お互いに情報をシェアしやすいというメリットがあります。
診療方針は、「ひとりひとりに合わせたオーダーメイド治療」です。じっくりお話をするために、カウンセリングルームも設けました。
痛みを伴う治療を行う際、通常は局所麻酔を使いますが、そのときの痛みを軽減させる工夫をしています。まずは8倍の拡大鏡を使って注射針を刺す場所をきちんと確認します。、血管のある場所を避け、一番細い針を選んで入れる向きを変えれば、痛みはかなり軽減できます。そしてその個所に塗る麻酔を使って針を刺した後、同じ圧力で一定量の薬をゆっくり注入する器具を使います。これで最初に注射針が入る「プス」っとした感触と、薬が大量に入る圧力と痛みを感じさせないようにしています。麻酔が効いてからも、患者さんのご様子は逐次観察して迅速に対応します。
まず、歯はほかの臓器や部位と異なり自然治癒をしないものだと考えていただきたいです。たとえば腕に傷ができた場合、止血をしてしばらくしますと傷は少しずつ治ってきます。ところが虫歯になった場合、口をゆすいで放置したところで、悪くなっていくばかりです。
つまりお口の中は、定期的にチェックしメンテナンスを行うことで健康が保たれます。痛くなってから歯医者を受診すると、そのときは既に症状が進行しています。そして歯を削ることになりますが、削って被せ物をすることで機能は回復するものの、歯は元に戻りません。しかし定期健診を受ければ軽傷で済むことが多く、費用・時間も少なくできます。
綿密なカウンセリングとできるだけ多くの選択肢をご提示することを心がけています。先述の通り、当院は保険診療が基本です。しかし保険診療では治療方法や被せ物の材質などに限りがありますので、さまざまなケースを考慮してどのような症状にもご対応できるよう準備をしてまいりました。それは治療技術を磨くことであり、また最新の治療設備を整えることでもあります。
こうした準備を整えたうえで、綿密なカウンセリングをして患者さんのニーズをお聞きし、それぞれの治療方法や材質についてご納得いくまで説明させていただきます。治療内容はドキュメントとして残してデジタル化し、必要に応じて資料としてお渡しすることもできます。患者さんにとってそれぞれの歯をどのように治したか、細部まで記憶することは難しいからです。
また当院ではすべての椅子にカメラを、患者さんの目の前には大きなモニターを取り付け、お口の中を大きく表示してお見せしています。治療内容だけではなく、きちんと磨けてない部分をお見せして歯磨き方法をご指導し、プリントアウトしてお渡します。是非一度ご来院ください。
※上記記事は2015.7に取材したものです。
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