マルクペットクリニック 柳 和良 院長 KAZUYOSHI YANAGI
日本大学卒業、都内・神奈川県内の動物病院での臨床経験を経て、マルクペットクリニックを開院(あざみ野駅、向ヶ丘遊園駅よりバス、菅生バス停で下車徒歩1分)。
日本大学卒業、都内・神奈川県内の動物病院での臨床経験を経て、マルクペットクリニックを開院(あざみ野駅、向ヶ丘遊園駅よりバス、菅生バス停で下車徒歩1分)。
もともと医療系に興味があったのですが、さまざまな進路の中から考えた末、獣医師の道を選びました。大学卒業後は都内や神奈川県内の開業医のもとで勤務し、臨床経験を積みました。大学で学んだのは犬や猫の診療方法でしたので、個人的に興味があった小動物の診療についても学びたいと考え、7、8か所の先生の所にお世話になり、犬や猫の診療方法も合わせて学びました。同じ症例でも先生によって治療法やご説明方法は違いがあります。幅広い考え方に触れることもできたのは今の診療に役立っていると感じますね。それまで学んだことを生まれ育った地域の方に役立てたいと考え、マルクペットクリニックを開院いたしました(あざみ野駅、向ヶ丘遊園駅よりバス、菅生バス停で下車徒歩1分)。知り合いの先生のご協力もあり、この場所に開院する事ができたのですが、今でもアドバイスをいただいたり、手術のお手伝いをしていただくなどお世話になっています。
診療対象の動物は犬・猫のほか、一部のエキゾチックアニマルも診療しています。ハムスターやフェレットの問い合わせが多いですね。開院の時に大切にしたのは、なるべく病院らしくしないということ。扉も床も材質は木を使用しており、飼い主さんだけでなく、ペット達もリラックスして過ごしてもらいたいと考えています。ペットを連れてくる飼い主さんは緊張されていたり、肩に力が入っていることが多いものです。「うちの子、他の病院だと固くなっちゃうんですが、ここではリラックスしてますよ」と言われることもあるので、ペット達にも居心地の良い空間になっているのかもしれませんね(笑)。入り口にはウエスタン扉が設置してあり、万が一リードが離れてしまった時にドアが開いても安全な造りになっています。待合室は横長なので、ペット達も移動しやすく、院内に他の患者様がいない場合には待合室から診察室の裏まで「ドッグラン」として歩いてもらうこともあります(笑)。ほかにも診療台の上が落ち着く子、苦手な子がいるので、台に乗せなくても診療できるようにしているのも特徴の一つです。歩き方をみる時などは下に降ろして歩いてもらうこともあります。
患者さんは比較的近隣にお住まいの方が中心で、今のところワンちゃんの患者さんが多いです。症状としては、元気がないなど一般的な症状が多いですね。レントゲン、超音波検査など一通りの検査設備は完備しており、ちょっとした体調不良から、がんなどの腫瘍の摘出手術まで幅広く対応しています。ドクターである私と看護師が1人で診療をしていますが、大がかりな手術などの際には、知り合いのドクターに応援をお願いすることもあります。詳しい検査が必要な場合には近隣の専門医や高度医療機関もご紹介しますのでご安心ください。
当クリニックでは麻酔を使用したちょっとした処置から、がんなどの腫瘍摘出までペットの外科治療を全ておこなうことができます。今後も外科治療には力を入れていきたいと考えています。手術台や心電図、麻酔装置など一通りの設備を揃えていて、犬や猫はもちろんですが状況によってはうさぎやフェレットなどの治療も可能です。特殊なもの以外の外科手術は対応できます。手術によっては日帰りでの手術も可能ですし、入院設備も完備していますので、安心して治療を受けていただけると思います。脳や心臓系の手術は専門の医療機関をご紹介できますのでご安心ください。手術関連の設備には特に力をいれています。手術用のライトは影ができにくいことが特徴なのですが、胆のうや副腎など体の奥の方にある臓器の手術では影ができやすくなってしまいます。そこで当クリニックでは、無影灯とよばれる手術用のライトを2つ導入しています。より正確な治療をおこなうためにこだわったところです。
また、麻酔器には通常の酸素ボンベだけでなく「空気ボンベ」も積んでいるのも特徴の一つです。酸素に空気を混ぜてあげることで比較的麻酔からの覚醒が早く、気持ちよく目覚めることができます。日帰り手術の場合、できるだけ早く歩いて帰れることを目標に治療をおこなっています。
診察の際に心がけていることは、患者さんへのご説明の際、専門用語を使わないことです。病気の名前では使いますが、それ以外の医学的な専門用語は一切使わないようにしています。難しい病気の時にはメモを書いてご説明することがほとんどです。昔から若い先生たちに教える時には、自分達が使っている言葉は患者さんにはそのままは伝わらないことや、ただ伝えるだけではインフォームドコンセントにはならないことを伝えるようにしています。自分の診療ではそれを実践して分かりやすいご説明を大切にしています。また、患者さんであるペットたちは性格もさまざまで、病院嫌いの子や診察台の上だと緊張してしまう子、診察台の下であれば元気な子、飼い主さんがいると甘えて診察ができない子など、それぞれ個性があります。ですから初診時には、まずお家での様子や以前通ったことにある動物病院での受診された様子をお聞きしています。どういうことが嫌だとか、診察の時に固まる、といったお話を聞くことで診療に生かすことができます。ただ、以前の病院でペットが別室で診察を受けていて分からない、という場合には、試しに一緒に側にいて診療してみましょうというご提案をすることもありますね。その子に応じた対応をすることを一番に心がけています。病気で苦しいのに、それ以外のストレスはなるべくかけたくないですからね。
最近ではLINEを使用した相談も受け付けています。「ウチの子、こんなもの嘔吐しました」と写真を送ってもらい、すぐ診療対応できたケースや「これって発作ですか?」とご相談いただくこともあります。忘れてしまった昔の検査結果を、帰宅後に送ってもらうこともありますね。対応時間の制限がなくなりそうでこわいですが(笑)、気軽な相談方法としてぜひご利用ください。当院では飼い主さんと看護師、医師が協力して治療をおこなうことをモットーにしています。ペット達の様子が少しでもおかしければご相談ください。分かりやすくご説明をして、可能な限り同じ治療イメージやゴールを共有して治療を進めたいと考えております。
また、セカンドオピニオン外来を開設しています。ほかの動物病院での治療方針や治療経過が思わしくない、気になる部分があるといったことのほかにも、他の先生の意見を聞いてみたいといったことでも結構です。今までの検査結果をお持ちいただいても大丈夫ですので、お気軽にご相談ください。
※上記記事は2018年7月に取材したものです。
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