歯科さくらクリニック 宮田 知己 院長 Tomoki Miyata
神奈川歯科大学を卒業後、勤務医を経て2011年に開業。お年寄りから赤ちゃんまで、ご近所づきあいのできる歯科ホームDr.を目指す。
神奈川歯科大学を卒業後、勤務医を経て2011年に開業。お年寄りから赤ちゃんまで、ご近所づきあいのできる歯科ホームDr.を目指す。
家業を継いだというのではないのですが、父親が田舎で歯科医院を開業しておりますので、歯科医になるきっかけや、歯科大に進学するきっかけとしてそのことがあったと思います。学生時代はのんびりとした学生でした。場所に関しましては、クリニックを開業するとき、始めから青葉台と決めていたわけではありませんでした。お年寄りやお子さん連れのお母さん、車いすの方などは階上だと大変ですから、 1階にあることを第一として 自分の条件に合うところを歩いて探しました。駅前のように、勢いで人が流れてくるというようなところよりは、ちょっと離れて、地域の方の暮らしがほんわりと感じられるような場所の方がいいと思いました。そういった場所では、地域の一員として信頼されるように、自分自身でちゃんとしなければいけないと思えるからです。その場しのぎと言ったら言い過ぎですが、希薄な人間関係で信頼感を築くのはお互いに難しいと思います。
小さなお子さんのいるお母さんは大変です。自分も今上が9歳、下が3歳になる女の子二人の父親なので、そう実感しているところです。ですから治療中にお子さんの見守りが必要であれば気軽におっしゃってください。お子さんがキッズスペースで遊んでいるときにスタッフが一人付いているか、お母さんと離れられない子はスタッフが抱っこしながら傍で付いていることもできます。どうしたら良いか、 お母さんに決めていただくことができます。忙しくて通常はなかなか時間の取れない方も、当院はほぼ毎日診療していていますから診療を予定していただけます。お休みは祝日のみで、日曜日以外は夜8時まで診療しています。日曜日だけ夕方5時までで、午前中が一般診療、また、患者様からのご希望がある場合は自費診療のセラミック、ジルコニア等、審美歯科も行っております。こちらから誘導して自費診療には致しません。リスク等説明してから診療致しますので、安心して後来院頂ければと思います。保険診療でできるだけ良い治療をして、応急処置やご相談のみでも快く対応させて頂きます。
当院では、ミニマル インターベンション(M.I.)という治療方針で診療しています。M.I.とは歯をなるべく削らずに、本当に悪くなった部分だけを削除して修復する。また、なるべく歯の歯髄(神経)を取らずに治療をすることで歯の寿命を延ばし、一生ご自分の歯で食べられるようにしようという考え方です。歯を残すというのは歯科医としてごく基本の考え方で、削れば削るほど歯がダメになるのでできるだけ削らない、神経を取ると歯の寿命が短くなるからできるだけ取らない、歯を抜くと無くなっちゃうからできるだけ歯を抜かない、歯科医はみんなそう思っていますが、それをどれだけ実践するかということです。だから医師は説明することが一番大事です。そして患者さんの選択というのも大切です。例えば、医師としてはエナメル質 にできた小さな虫歯を削っても削りすぎるし、ある程度プラスチックをつけるのには穴が必要になりますから、経過観察していて必要になったら削りますが小さな虫歯なら削りません。でもクリニックになかなか来ることができない方もいます。1年来られないというようなことも予想できる患者さんでしたら、逆に放置すると深くなってしまう可能性があるので、最初からやるという患者さんの選択もあります。その時点で患者さんの意思を確認してということです。
歯科医として、患者さんにより良い意思決定をしていただきたいと思っているので、患者さんに知っていただきたい事などをブログで書いたりしています。ご存知のように、虫歯は進行度合で5つの段階に別けられていて、歯科では、虫歯の段階を「C0~C4」までの5段階で表しています。 その段階によって、虫歯への対処法や、治療が必要か否か、歯を残せるかどうかという判断基準や治療方法を分けていますが、当院のHPから見ることができるブログ記事にもこうした基準が示されています。わからない点は直接ご遠慮なくお尋ねいただきたいですが、こうした資料を見て、意思決定の足しにしていただくこともできます。例えば、冷たいものや温かい食べ物を食べた拍子に痛みを感じるというような場合には、ひどい症状のように思えなくても、虫歯が進行し、エナメル質から象牙質に届いてしまっているC2の状態です。大きく削らなければならなくなる前に、ご相談ください。また、治療中のときのことですが、痛いと思っても話すわけにいかないので我慢してしまうというような患者様もいらっしゃるようです。『痛みは大丈夫ですか』『辛くないですか』など、声をお掛けしますので、体勢が辛い、唾液を取ってほしいなどのご要望の際は、手をお上げください。すぐに対応しご要望をお聴きすることができます。体調が優れないときは音、振動、痛みに対して敏感になることがあります。お口を長い時間開けているのが辛く感じるかもしれません。当院の都合やペースで治療を強引に進めることはしませんので、遠慮せずにお伝えください。
2011年開業以来、地域の皆様に支えられ、無事に診療の日々を過ごすことができています。父親として子供たちの成長を願い、健康で人を思いやれるやさしい子にと思うように、これから先の歯科さくらクリニックについても、今いる患者さんたちをずっと守っていきたいなと思っています。もちろん治療として、いいものやいい技術があれば取り入れていきたいと思っています。親から子へ、孫へというように、代々お付き合いいただける「青葉台の歯科ホームDr.」を、これからも目指していきたいと思っております。
※上記記事は2018年11月に取材したものです。
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