フォレスト動物病院 辻 裕介 院長 YUSUKE TSUJI
大学卒業後、幅広い症例に携わり、スキルを磨く。1999年、横浜市青葉区に開業。
大学卒業後、幅広い症例に携わり、スキルを磨く。1999年、横浜市青葉区に開業。
小学校の5年生か6年生の頃には動物病院で獣医師をすると決めていました。小学校の卒業文集にもそう書いていましたから。ただ、直接のキッカケとなるような出来事がないんです・・・。親戚のウチにチロちゃんというワンちゃんがいて、「お前が獣医師を志した理由はそれだよ」って皆に言われるんですけど、はっきりとはわからないんです。
高校卒業後、北里大学の獣医学部に進みました。獣医師になるという前提がありましたので、どの学部に進もうか?とか、普通の学生達にある悩みとは無縁でした。そういう意味では楽だったのかなと思います。
大学を卒業したあと、町田にある動物病院にインターンとして赴任しました。こちらでは6年間研鑽を積み、1999年に妻の実家にも近く、馴染みのあるこの地に『フォレスト動物病院』を開院致しました。
在学中は3年ほどで開院出来るのではないかと思っていたんです。しかし3年が経った時点でもっともっと学ぶことが多くあると感じ、実際には6年という期間を要しました。
「曲り真直ぐに」。大学時代の恩師である佐藤先生が仰っていた言葉です。
時に寄り道を強いられることがあったとしても、最終的にぶれずに目標に達せよという意味だと捉えています。小さい頃からの目標である獣医師となることは出来ました。
これからはより地域の方の信頼をいただける、獣医師としての高みに到達すべく励んでまいりたいと思っております。
飼い主の方にはわかりやすい説明をすることを心掛けています。どの治療方法が良いのか。ご相談を重ねることで納得のいく治療を受けていただくようにしています。気になることは何でも相談出来るような信頼関係を築くことが何よりも大事なことだと考えています。
動物達にはなるべく苦痛やストレスを与えないようにと考えて治療をおこなっています。
ビックリさせたり、むずかる動物達を無理矢理押さえつけるようなことは避け、飼い主さんに軽く支えていただくようにして、ワンちゃんやネコちゃんがリラックスして治療を受けられるようにと考えています。
当院では皮膚病のケアに特に力を入れています。特に『シャンプー療法』は抗生剤や抗ヒスタミン剤のようなお薬に頼らない療法として好評をいただいております。シャンプーによって肌を清潔な状態に保ち、皮膚が本来持っている強さや新陳代謝を正常に戻すことで、皮膚のバリア機能を高め、細菌等を付きにくくする効果があります。
皮膚病の症状は一見同じに見えても犬種や個々によって、また同じワンちゃんでも日々の状態によって違いが出てきます。単に抗菌作用のあるものを使ってよしとするのではなく、その時々の皮膚の状態に合わせてシャンプー剤やリンス剤を使い分け、より効果の高いものにするのが当院の『シャンプー療法』の特徴になります。
皮膚病の治療は時間の掛かるものです。一旦、良くなっても注意深く見守っていかないと再発する可能性がつきまとうのです。食べ物やストレス、生活環境など皮膚疾患の原因となるものは様々です。
ご家族との対話を通じてワンちゃんのライフスタイルを把握することが肝心になります。皮膚病でお悩みのワンちゃんに当院の『シャンプー療法』をお試しいただければと思います。
治療を終えて良くなった時に飼い主さんや患者さんに喜んでいただけるのは、やはり嬉しいことです。患者さん…ワンちゃんやネコちゃんからありがとうと言われるわけではありませんが(苦笑)。ワンちゃん自身、調子が悪くなると、散歩の途中で当院に行きたがると、飼い主さんから伺うこともあります。実際、結構寄ってくれる子もいるんですよ。
当院では水素水を入院している動物達に飲ませるようにしています。水素水は余分な活性酸素と結合して水となり、皮膚や体内の酸化を防ぎ、皮膚疾患や内臓疾患に対して有効な作用を持つことが医学的に発表されています。
また、当院で用いている水素水は人にも動物にも有用なもので、患者さんはもちろん、飼い主さんにもご利用いただいております。
私はお酒をあまり飲みませんのでわかりかねるのですが、二日酔いに非常によく効くと仰られた方もいました。
些細に思えることでも何か気になることがありましたら、お気軽にご相談にいらしてください。
これからも、大切な家族の一員であるワンちゃんやネコちゃん達の健康の助けとなるべく、地域に根ざして精進してまいりたいと思っております。
※上記記事は2010.11に取材したものです。
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