たまプラーザやまぐち眼科 山口 大輔 院長 DAISUKE YAMAGUCHI
山形大学医学部卒業。東京女子医大病院消化器病センターで外科医として勤務後、眼科に転向。昭和大学病院、昭和大学藤が丘リハビリテーション病院で眼科医として研鑽を積み、2015年から上白根病院病院の眼科外来の立ち上げに携わった後、2019年5月に『たまプラーザやまぐち眼科』を開院(東急田園都市線「たまプラーザ駅」から徒歩3分)。
山形大学医学部卒業。東京女子医大病院消化器病センターで外科医として勤務後、眼科に転向。昭和大学病院、昭和大学藤が丘リハビリテーション病院で眼科医として研鑽を積み、2015年から上白根病院病院の眼科外来の立ち上げに携わった後、2019年5月に『たまプラーザやまぐち眼科』を開院(東急田園都市線「たまプラーザ駅」から徒歩3分)。
中学生の時、祖父をすい臓がんで亡くしました。その時、近くにいたにもかかわらず、変調に気づくことができず、何もしてあげられなかったことが子どもながらに悔しくて、自分の身近な人、大切な人を助けられる人間になりたいと思い、医師を目指しました(たくさんの人を救いたいとか立派な考えではなかったですが、現在も目の前の患者さんを少しでも自分の手で助けたいと思っています)。山形大学医学部卒業後、5年間、東京女子医大病院消化器病センターで外科医として勤務しました。元々、手術をしたいという気持ちから外科を選びましたが、大きな手術よりも手先を使った細かい手術が得意だったこと、いずれは開業したいという気持ちが芽生え、大学病院や一般病院で培った手術経験を開業後にも活かせる眼科に魅力を感じ、眼科に転向しました。昭和大学病院、昭和大学藤が丘リハビリテーション病院で眼科医として研鑽を積み、2015年から横浜市旭区の上白根病院病院の眼科外来の立ち上げに携わった後、2019年(令和元年)5月に横浜市青葉区たまプラーザでたまプラーザやまぐち眼科を開院しました。一番、長く勤めた昭和大学藤が丘リハビリテーション病院では、尊敬する谷口教授や先輩の先生方に指導を受け、青葉区を中心とした多くの患者さんに支えられ、眼科医として成長させて頂いたと思っています。馴染みのある横浜市青葉区、田園都市線沿線で少しでもその恩返しができればと、たまプラーザで開業させていただきました。
当院では、一般眼科だけでなく、白内障や眼瞼下垂などの日帰り手術、レーザー治療なども行なっています。一般眼科では、お子さまや若い方も多く、眼鏡やコンタクトレンズの処方から、様々な目のトラブルに対応しています。お子さまの目のしこり(霰粒腫)などの処置も可能ですし、若い方のドライアイ、アレルギー疾患の治療も行なっています。白内障手術機器、手術顕微鏡は最新の設備を整え、網膜硝子体(目の奥の)疾患の手術に必要な硝子体手術の器械も導入しています。白内障の手術はとても安全に行えるようになってきていますが、やはり、手術は手術ですので、合併症もごく稀ですが、起こる可能性はあります。クリニックでの手術の場合、合併症が起きてしまうと、その後の処置は大きな施設にお願いしないといけないことが多いですが、当院では不測の事態でも責任を持って対応したいという思いから、万全の体制と設備を整えていますので、安心してお越しいただきたいと思っています。
僕は消化器外科出身ということもあり、手術を中心とした外科治療を得意とし、通常の白内障手術だけでなく、多焦点眼内レンズを用いた白内障手術、眼瞼下垂手術、硝子体手術など豊富な手術経験があるのが強みかと思っています。眼科の手術では、術後に患者さまご自身が変化に気づきやすく、『見やすくなった』『生活が楽になった』などのお声をいただくことが一番の励みになります。眼瞼下垂の手術では、見え方だけでなく、見た目にも変化があるので、患者さまに喜んでもらえることがやりがいに繋がっています。今ではクリニックでの日帰り手術が一般的になった白内障手術ですが、たまプラーザ駅近辺には日帰り白内障手術を行なっているクリニックがないため、当院が近隣の患者さんに少しでも貢献できればと思っています。
また、当院では『ロービジョンケア』も行なっています。ロービジョンとは、緑内障、加齢黄斑変性、糖尿病網膜症、網膜色素変性症などでお薬の治療や手術を行なっても視力が改善されず、見えにくさで生活に不自由が出ている状態で、そういう方が少しでも見やすくなり、生活をしやすくするお手伝いをするのが『ロービジョンケア』です。大学病院勤務時代は、手術して、それ以上の状態の改善が見込めない患者さまには『もうこれ以上、できることはありません』と言ってしまい、お近くの開業医の先生にその後のフォローをお願いすることが多かったのですが、前勤務先の上白根病院では視力が不良ながらも生活をしていかなければならない患者さんがとても多くいらっしゃいました。そうした方にも何かしてあげたいとみつけたのが、ロービジョンケアでした。視力は改善できなくても、拡大鏡や見方の工夫、道具を使うことで、『見やすく』『生活しやすく』することはいくらでも可能です。手術をするだけでなく、不幸にも視力障害を来してしまった患者さんが、少しでも『見やすく』生きていけるお手伝いをすることも手術を行う者の責任と思っています。
僕は中学時代、陸上部に所属していましたが、ケガをして1年間、走れない時期がありました。その時、整形外科に通っていましたが、担当の先生に『陸上部なので、走れないのは困るんです、、、』と伝えたところ、『そんな事は聞いていない』と言われ、とてもショックだった思い出があります。もし、僕が吹奏楽部だったら、走れない事はそれほど大きな問題ではなかったかもしれません。しかし、陸上部の自分にとって、走れない事はとても大きな問題でした。その経験から、自分が医師になる上で、患者さんの思いは絶対に大切にしたいと思いました。患者さんには、どんな生活をしているのか、何が好きなのか、何を大切にしているのか、なるべく多くの事を話していただきたいと思っています。特に、手術が必要な場合、『どういう事に困っているのか』『どんな見え方にしたいのか』などをお伺いして、治療方針を決めていきます。例えば、白内障手術では、単に、矯正視力が良好であれば成功というわけではなく、『裸眼で遠くが見えるようにしたい』『読書が好きだから近くを楽に見えるようにしたい』『眼鏡が嫌いだからなるべく眼鏡を使わないようにしたい』など、患者さんのご希望をしっかり把握し、術後に思った通りの見え方を達成して初めて成功と思っています。そのためにも、患者さんには、生活習慣や趣味、ご希望の見え方をお話いただくことがとても大切ですので、当院で手術を受けられる患者さんは、なんでも遠慮なくお話ください。そして、術後には、見え方の感想も聞かせていただきたいです。『見えるようになってうれしい』という感想を得られるように最善を尽くしますが、もし、思ったような見え方でない場合は、その後の対処法を考えますので、このような場合も遠慮なくお伝えいただきたいです。時々、『こんな事を言うと悪いかと思って、、、』と話す患者さんがいらっしゃいますが、患者さんに我慢させてしまうことが僕にとっては一番つらいことです。どうにもならないこともあるかもしれませんが、少しでもよくする方法はあるかもしれません。少なくとも何か良い方法がないか一生懸命考え、できる限りの事はさせていただきます。ですので、つらい事、不安な事、心配な事も遠慮なくお話ください。
クリニックというと閉鎖的で嫌なイメージが多いかもしれませんが、どんな空間でどんな医師、スタッフが診療を行なっているのか分かるように、なるべく窓を多くし外からも院内の様子が見えるように、また、看板やホームページには顔写真や院内の様子の写真を多く掲載し、僕やスタッフの人柄も伝わればと思っています。患者さんにとって居心地よく、僕やスタッフに親しみを持っていただき、たくさんお話していただけるような空間を作り、患者さんが楽しく通院できるクリニックを目指しています。たまプラーザ近隣、田園都市線沿線にお住いの方が、気軽に受診できるクリニックとして、一般眼科から手術まで受けられ、目のことで困らなくて済むような医療、目の健康をスタッフ一同全力で提供して参りたいと思います。
※上記記事は2019年5月に取材したものです。
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