金子 幸平 院長（かねこ中央整骨院)のインタビュー

新たなスタートを新しい場所で

誰かの役に立ちたい、という思いから医療に関わる道に進みたいと考えるようになっていました。そこで父から「こういう道もあるよ」と勧められ、柔道整復師に興味を持ち、目指すようになりました。当時としては珍しく、私は昼間は大学に通い、夜は専門学校で柔整を学ぶという生活を送っていました。当初は柔道整復師の専門学校に受かることが叶わず、仕方なく二足の草鞋を履くような形となったのですが、同時に様々な勉強になりましたので、今では良い経験が出来たと思っています。
2019年10月に『かねこ中央整骨院』は開院いたしました。それまで都内を中心に20年余りのキャリアを積んでまいりましたが、新しい道を切り拓くのに、やはり新しい場所で始めたいという希望がありました。そこで懇意にしていただいていた不動産屋さんから紹介されたのが市が尾でした。初めてこの駅を降りた時、自分の中で自然と腑に落ちる気がしました。そこからトントン拍子で進み、この度、開業する事ができました。

スポーツ選手のサポートにも注力

開業からまだ日が浅いのですが、ご高齢の方が多くお見えになっています。膝痛や腰痛等、一般的なお年寄りの悩みを抱えていらっしゃる方が多いですね。今後はそれに並行して、スポーツをやっている子供達もしっかりケアしていければと考えています。そのためのツールとして導入したのが、酸素カプセルや低周波治療器テクトロンなどです。酸素カプセルはサッカーのベッカム選手で有名になったもので、怪我や疲労からの回復に非常に効果を発揮します。こうした機器はスポーツ選手だけに有用というものではありませんから、様々な用途でより多くの人に体験していただければと考えています。

動ける体、傷めない体を目標に

腰痛の治療はもちろんのこと、すべての土台である「腰」を改善することを最も重要視しています。あらゆる症状は骨盤や背骨の歪みがあってのものと捉えていますので、それを改善させることがどのような症状であっても大切になってきます。骨折や脱臼、捻挫や挫傷は、治すこと自体は難しいこととは考えておりません。しかし、一旦治ったものが再発したり、さらにそれが原因で他を傷めてしまうということは決して珍しいことではなく、それを防ぐには観察とそれに伴う矯正治療等が必要になってきます。一流と呼ばれるスポーツ選手は、大きな怪我をしないものです。今年引退されましたが、イチロー選手などはまさにそうですよね。彼らに共通するのは、体の使い方に優れているということ。体の使い方が上手だから、怪我もしないのです。これはスポーツ選手だけではなく、あらゆる人に共通することです。求められるレベルに違いはあれど、動ける体、傷めない体ということに変わりはなく、その点をしっかりサポートしていけたらと考えています。
長い人生を考えた場合、本格的にスポーツをする時間は限られていると言っていいでしょう。ですから、目の前の症状だけではなく、長いスパンでその方の人生を見つめて適切なケアをしていくことが私たちには求められると考えています。

心も体も楽になれるパーソナルスペース

当院は個室の診療室となっています。旧来のワイワイ賑わう雰囲気が好きな方もいらっしゃるでしょうけども、それでは個人的なことは話しづらいという方もまたいらっしゃることでしょう。先ほども申し上げましたが、私はその時だけ良ければいいのではなく、何年、何十年と使っていく体をどうケアしていくかということに重きをおいています。そのためには、あらゆる体の悩みを聞いていく必要があり、プライベートに配慮した空間が大切と考えているのです。従来の治療院に比べ、よりパーソナルな空間を意識したつくりとなっています。1人ひとりの方を大事にしていくスタイルは、今後の治療院には欠かせない要素となってくるでしょう。

これから受診される患者さんへ

ある方から、「ここは大人のテーマパークですね」と言っていただいたことがあります。多種多様な機器があることから、それを「楽しい」と感じられたようです。私自身が主役になる必要はなく、機器や雰囲気など、その人それぞれが落ち着いていただければ、それに越したことはないと考えています。お身体のことで何か不安なことがありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。リラックスできる快適なスペースをご用意し、皆さんをお待ちしています。
※上記記事は2019年11月に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。