美しが丘さいとう耳鼻咽喉科 齋藤 善光 院長 YOSHIMITSU SAITO
岩手県出身。聖マリアンナ医科大学を卒業後、15年ほどの大学病院勤務を経て、24年5月にたまプラーザ北口に「美しが丘さいとう耳鼻咽喉科」を開院。
岩手県出身。聖マリアンナ医科大学を卒業後、15年ほどの大学病院勤務を経て、24年5月にたまプラーザ北口に「美しが丘さいとう耳鼻咽喉科」を開院。
医師になったのは、父の影響ですね。父も耳鼻科の医師なんです。岩手県の医師が少ない場所で患者さんのために尽くしている姿を見て、人のためになる仕事っていいなと思ったのがきっかけでした。それもあって、耳鼻科を志した理由は、父の影響が一番ではありますが、耳鼻科は専門性が高く、お子さんからご年齢の方まで様々な年齢の患者さんの診療を行うことができ、多くの患者さんとかかわりを持てる事も理由となります。
この「美しが丘さいとう耳鼻咽喉科」では、地域に根差した医療を行っていきたいと思っています。耳鼻、のど、めまいなどの耳鼻咽喉科の領域のことで何か困ったことがあれば、どなたでも気軽に診療を受けていただけるようなクリニック、というのは大前提ですが、開院するまでは大学病院で一般耳鼻咽喉科の診療に加え、鼻副鼻腔とアレルギー疾患を専門に診療や研究を行っておりましたので、このクリニックではそういった経験を活かした専門性の高い診断と治療を提供していきたいと考えています。
設備に関しても、大学病院の水準に近いものといったところで耳鼻科用のCTを導入しました。副鼻腔の領域では、CTで検査をしないと診断が難しい場合も少なくありません。院外の画像センターなどにお願いすることもできますが、そうすると患者さんにひと手間かけてしまう。だったら、当院で検査から診断、治療までをスムーズにできた方がいいですし、より的確なものを提供できるだろうと導入を決めました。
副鼻腔領域の疾患ですと、一番多いのは鼻水、鼻づまりでしょうか。それ以外ですと、嗅覚。匂いが分かりにくくなる症状などもありますね。ひどくなると、鼻の炎症が頭に響いてしまったり、目に影響を及ぼしたりすることもありますから。それが危ない症状なのかどうか。しっかりと精査しなければいけない、ということは多々あるかと思います。現状は、鼻や喉の風邪症状からのいわゆる副鼻腔炎や咽頭炎といった患者さんが多いですね。また、副鼻腔専門だということで、遠方から鼻の症状がよくならないといったことで来院される方もいらっしゃいます。聖マリアンナ大学病院の出身ですので、当院だと治療が難しいといった場合には紹介して受け入れていただいています。そういった意味では、地域連携もできているのかなと思っています。
患者さんと向き合うときには、ありきたりなことかもしれませんが何で困っていらっしゃるのか、何がつらいのか。といったところに寄り添ってしっかりとお話を聞くように心がけています。そのうえで、それぞれの患者さんにあった対応や診断、治療法を提示させていただいています。とはいえ、診察時間も限られていますので、ご満足いただけていない患者さまもいらっしゃるのかなと。なかなか難しいところではありますが、そのあたりは今後の課題ではありますね。
今、熱が出て喉が痛い、鼻水が出るといった方はもちろんですが、いろんな意味で何か気になる症状があれば早めに来院いただきたいなと思っています。私自身、副鼻腔という鼻の専門ですので、例えば鼻がつまる、鼻水が出るという症状でも鼻呼吸ができないというのはご自身が思っている以上に身体に負担がかかっているんですね。そういった意味でも症状が長引いているときは、慢性的なものだろうと思わずに一度ご相談いただきたいと思います。
プライベートでは、4人の子どもの子育てに勤しむ日々を送っており、この地域の方々にとてもお世話になっています。そういった意味でも、この地域の方々に医療で恩返しがしたい、貢献したという想いも持っています。病院に来ること自体に抵抗感のある方もいらっしゃるのかなと思いますが、どんな些細な症状でも構いませんので、安心していらしてください。
※上記記事は2024年6月に取材したものです。
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