あかね台 眼科脳神経外科クリニック 杉本 一朗 理事長 ICHIRO SUGIMOTO
大学卒業後、脳神経外科を専門に研鑽を積む。2003年、「恩田駅」そばに開業。
大学卒業後、脳神経外科を専門に研鑽を積む。2003年、「恩田駅」そばに開業。
小学5年生の時に父を亡くしたことが、この世界へと進むきっかけとなりました。父は胃がんで亡くなったものですから、当初は消化器外科に進もうと考えていたのですが、1人の先生との出会いにより、脳神経外科医としてキャリアを積むことになったのです。真に患者さんのために医療をおこなう、本当に素晴らしい先生でした。 平成15年(2003年)に『あかね台眼科脳神経外科クリニック』を開設致しました。私は地元が町田なものですから、土地勘のあるこの辺りで場所を探してたところ、縁あってこの地にクリニックを開かせていただけることになったのです。 今振り返ってみても、脳外科を選んだことは良かったと思っています。無論のこと、開業をすれば手術は出来ないわけですけども、皆様の本当の望みは、脳卒中等の病気にならないことだということを身にしみて感じています。そのために私が出来ることもまた少なくないと思うのです。
頭痛にめまい、手のしびれ、物忘れ…etc。「脳に関わりのあること…」と考えていらっしゃる方の症状は様々なものがあります。しかし、極言しますと、クリニックに自力で来られる方がそうした病気であることはまずありません。ここに自分の足で来れた段階で、その可能性は極めて低いということなのです。とはいえ、その可能性がゼロではないわけであり、私たちは医学的にその可能性がないことを証明するために存在するとも言えるのです。「問題がない」ということを確認するためには、放射線を使わないMRIは極めて有益です。言葉だけではなく、目に見えるデータで心配がないことを確認していただくこと。それが、脳神経外科の大切な役割と考えています。
問題がないことを確認され、ほとんどの皆さんがそこで安心されるわけですが、ではこの先、そうした病気にかからないために何をするべきなのか。その対処の仕方、考え方について、ここでは皆さんにお伝えをしています。私は日本脳神経外科学会認定専門医であると同時に、日本抗加齢医学会認定専門医でもあります。アンチエイジング医学の観点で考えた場合、身体を早く劣化させないためには、身体に良い食材を摂ることが極めて重要になります。今、子どもたちに成人病が見られるのが当たり前になってきていますが、この現象をどう考えるべきでしょう。本来、大人になってから考えるべき病気が子どもたちに出てくる。その要因を求めていけば、日々摂取している食べ物に問題があると考えられるのです。
これまでの医療は、病気を見つけて治療をすること、言わば事後処理型の医療に偏っている傾向がありました。そうではなく、もっと高みを目指し、病気にならない医療を志していかなければならない。こちらを訪れていただいたことを良い機会として、皆様にそのための方法を提示していければと考えています。
40代を過ぎると、頭痛のほとんどの原因は、目のストレスに因ります。脳の病気で視野の異常が起こることも可能性としてはありますが、それよりむしろ、日頃の目の使い方によって頭痛が引き起こされるケースが大半なのです。 例えば、眼鏡をしっかりと合わせてあげるだけで頭痛が治るケースも少なくありません。眼科で処方箋をもらえば、基本的にはどこのお店で作っても良いのですが、掛け具合が少しずれているだけで目のストレスというものは変わってきます。当クリニックでは、認定眼鏡士が処方箋に基づいて皆さんの眼鏡をお作りしており、医学的な問題をクリアした眼鏡を提供することが可能です。 私の妻(杉本 雅子 院長)は目のスペシャリストでありますので、目と頭、両方に関わりのあるものに対して、すみやかに連携がとれるということは、クリニックのメリットであると考えています。
最初に申しましたように、すぐさま脳外科の医療が必要とされるケースはほとんどありません。しかし、その不安を解消し、そこからさらに進めて、病気にならないための過ごし方を一緒に考えていく役割が私どもにはあると考えています。脳卒中になってしまってから後悔するのでは遅い。そうならないためにどう生きるか。そのためのアドバイスを様々な角度から差し上げることが出来ると思っています。
※上記記事は2015.1に取材したものです。
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